新聞屋さん博物館について

新聞は、読者の皆様の信頼のもとに、正確な報道と戸別配達を通じて、民主的な社会形成に大きな役割を果たしてきました。
戸別配達システムは、世界に例を見ないものと言われています。百数十年間にわたり構築・推進され、数多くの情報を一軒一軒のこ家庭にお届けしてきました。「新聞屋さん博物館」では、その担い手新・聞販売店の営みと歩みを、明治22年(1889年)、ここ平野で産声をあげた弊社の資料を通じてご覧いただけます。
質の高い情報がますます重視される現代、広く新聞のあり方をお考えいただ<機会にしてくだされば幸いです。

概要

◆創業:明治22年(1889年)(新聞販売店として)
◆住所:大阪市平野区平野本町 4-12-3
◆開館日:第4日曜日の11時〜17時
(閉館日ではないので注意)
◆最寄り駅:地下鉄谷町線の平野駅またはJR大和路線の平野駅
◆建築:昭和4年(1929年)に建てられたもので、「小林新聞舗店舗兼住宅」の名称で国の登録有形文化財に登録されている。

新聞屋さん博物館

 朝日新聞誕生の地、大阪市内で一番古い朝日新聞販売店”小林新聞舗”。 創業は明治22年。
 館内には、明治時代の大阪朝日新聞・大阪毎日新聞、日清戦争から現在までの号外、読者サービスでであった明治時代からの双六・画報・優待券などの付録の他に、珍しい新聞販売資料・写真など数千点の所蔵の中から約二百点が展示されている。 建物はモダンなアーチ型の窓があるノスタルジックな大正風。

創刊年の朝日新聞(明治12年12月2日付)

明治26年使用の新聞配達順路帳


毎日新聞当郷東在巡り
関西では「手ぐい」と言い、我が国独特のもの。古新聞を短ザク状に切りそろえてコヨリでとじ、これに毛筆で配達先の姓などを順序に従って書き並べたもの。
読者が教育、巡査、寺などの有識層や米屋、綿屋、地主などの旦那衆に限られている。一般の商店や勤め人が読者として登場してくるのは日清戦争以後の事。


日清戦争号外(明治27年12月11日・大阪朝日新聞)明治40年頃の購読領収証 (月極め45銭。)

朝日カレンダー(昭和6年)

日常使用され、一ヶ月ないし一年はすてられることもなかったため、宣伝効果も高く、大正後期から昭和にかけていろいろなカレンダーが付録とされた。


リンと腰あて
昭和10年頃、号外配布時に使用した。

新聞少年用のハッピ


平野町ぐるみ博物館MAP

中世から堺と並び自治都市として栄えた平野で、その気質を受け継ぎ、平野の住民の手によリ、1993年から展開されてきた「町ぐるみ博物館」。これを支えているのが「平野の町づくリを考える会」。 *地図内の場所が事務局

新聞屋さん博物館 Access

新聞屋さん博物館まで〜
地下鉄谷町線平野駅 1番出口 徒歩7分
JR大和路線平野駅 徒歩 13分

Information

開館時間 毎月第4日曜日 午前11時~午後5時
入館料 無料

平野の町づくりを考える会事務局

〒547-0044
大阪市平野区平野本町4-12-21
TEL:06-6791-2683